この他にも、尿を赤く着色するセフジニルといった抗生物質は、便でも赤い着色が見られることがあります。
また、鉄欠乏性貧血の治療で使われるグラデュメット製剤など腸の中でゆっくり溶けるタイプの薬には、薬の抜け殻(ゴーストピル)が便に出てくる場合があります。薬の形がそのまま出てくるため患者さんは驚かれますが、重度の下痢などでない限り含まれている主成分はほぼ吸収されていることがわかっていますので慌てないようにしましょう。
感染症別 正しいクスリの使い方