そんなトレビスは、紫キャベツやチコリに比べて、およそ10倍以上のビタミンB2が含まれています。ビタミンB2はレバー、ウナギ、カキなどに多く含まれている栄養素で、脂肪の燃焼を促し、体のエネルギーを作るために必要です。また、肝機能を高めてくれるビタミンのひとつなので、忘年会シーズンにはもってこいの栄養素ではないでしょうか。
ほかに、紫キャベツやチコリにほとんど含まれないビタミンB6も豊富です。ビタミンB6はアミノ酸の合成や分解に必須な栄養素で、タンパク質を効率的に利用してくれる働きがあります。食べたものからエネルギーを取り出し、筋肉や血液を作るときに必要なので、タンパク質を多く取る人にもおすすめです。
また、トレビスには体内の余分な塩分を排出し、高血圧の予防に役立つカリウム、眼精疲労の回復に役立つポリフェノールの一種アントシアニンも含まれます。一方で水溶性食物繊維であるイヌリンも含まれ、朝食時にイヌリンを摂取すると、昼食後、夕食後も血糖値の上昇を抑えられる可能性が高まっています。
目的に応じて摂取するのもいいのですが、可能ならば朝も夜もトレビスを召し上がってみてもいいでしょう。
時間栄養学と旬の食材