──食事はそれとどう関係しているのですか?
「体内時計は1日24時間より少し長い周期で動いていることがわかっています。これを24時間にリセットするために重要な役割を果たしているのが光と食事の刺激なのです。朝の光の刺激が網膜を通じて脳に伝わることで、脳の中の親時計がリセットされ動き始めます。一方、子時計は光の刺激と共同しながらも食事によって動き出すことがわかっています。つまり、食事をする時間は体調に大きく関わっているということです。それはつまり、同じ人が同じものを食べても、1日のうちにいつ、何を食べたかで太りやすくなったり、痩せやすくなったり、血圧が高くなったり、変わらなかったりという反応が起きるからです」
──時間栄養学はそれを明らかにする学問ということですか?
知っておきたい睡眠知識