高血圧対策の時短・簡単エクササイズ 「みんなで筋肉体操」の谷本道哉先生に聞く

スクワットはしっかり奥深くしゃがみこむ事が大事(提供写真)

 スクワットを行う。ただ、浅いスクワットはNG。しっかり奥深くしゃがみこむことが大事だ。

「つま先をちょっと外に向け、股関節から折り畳むように、背中を伸ばしたままお尻を突き出し、深く深くしゃがんでから立つ」

■筋トレ2

 腕立て伏せだ。スクワットと同様に、深くやることが大事。安定したテーブルに両手をつき、手の幅を肩幅よりちょっと広めにする。体をまっすぐにしたまま、胸がテーブルに触れるまで下ろして上げる。きつければ、片足を少し前に出すとやりやすくなる。

「姿勢と血圧は大きく関係しており、寝転んでやると血圧が上がりやすい。立って心臓の位置を高めにすると血圧は上がりにくくなります」

 筋トレは、大きな動作で丁寧に行うこと。日常の歩行を速くすることも大事。しっかり腕を振ることで歩く速度は自然と上がる。

「腕を振ると反作用で脚の振りが強くなります」

 谷本さん自身、リュック姿で速歩きを実践しているそうだ。

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