時間栄養学と旬の食材

【チャービル】胃腸の消化吸収を助け、炎症抑制効果もあり

チャービル

 チャービルのようなセリ科のハーブは、アピゲニンというフラボンを含むことが知られています。アピゲニンは強力な抗がん活性を持っていて、乳がん、大腸がん、肺がん、前立腺がんなどの予防に役立つことや、炎症抑制作用があることもわかっているのです。

 添えられているチャービルだけだとどうしても口にする量が少なくなってしまうので、ハーブティーなどで煮だして飲むのもおすすめです。

 チャービルティーは、全身の血行を良くする効果が期待できますし、女性に足りなくなりやすい栄養素のひとつである鉄分も含まれているため、冷え性だけではなく貧血の改善につながる可能性もあります。

 運動効率を上げるためには体温を上昇させることが大切だとわかっています。ぜひ、運動する前にチャービルティーを飲んで、効率をアップさせてみてはいかがでしょうか。

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古谷彰子

古谷彰子

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

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