さて、フランスでは、サッカーの代表選手と一般のフランス人を調べた研究があります。1968年から2015年までのデータをさかのぼり、後ろ向きに調べた研究です。その結果、サッカー選手は、一般国民に比べて全死亡率が31%低いことが分かりました。
心血管系死亡率もがん死亡率も低く、それぞれ18%、33%低いのです。アスリートならではの健康的な生活、気をつけた食事が影響しているのかもしれません。
一方、認知症は一般国民より3.4倍も高い。因果関係ははっきりとしませんが、ヘディングの影響があるのではないかという声もあり、大問題となっています。
Dr.中川 がんサバイバーの知恵