健康の「素朴な疑問」

どうしても断れない飲み会が…悪酔いしない方法を知りたい

おつまみには唐揚げなど油物を

【Q】お酒が苦手です。少しでも口にすると顔が赤くなり、心臓がドキドキします。若い頃はそれでも無理して飲んでいましたが、幾度となく悪酔いをして失敗してきました。いまはなるべくお酒の席には着かないようにしています。しかし、どうしても断れない酒席があり、多少なりともお酒を口にせざるを得ません。悪酔いしない方法はありませんか?

【A】飲めない人は飲まない方がいいのですが、そうはいかない場合もあります。気持ちはよくわかります。

 悪酔いするのは急激にアルコールの血中濃度が上がるからです。それを防ぐには2つの方法が考えられます。

 1つはできるだけアルコールの胃での滞留時間を長くして、小腸に送られるのを遅くすることです。アルコールの吸収の95%が小腸で行われるからです。そのため、胃で消化され排出されるのに時間のかかる食べ物をおつまみとして口にすることが大切です。具体的には、唐揚げ、フライドポテト、オリーブオイルを使った魚介類のカルパッチョなど油物を食すといいかもしれません。

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