一般的に腎臓の機能低下の原因は、生活習慣と、そして加齢が原因であることが多い。ただ、若い世代の慢性腎臓病は、生活習慣病が原因であることは比較的まれです。
それ以外の免疫の病気やなんらかの特別な病気があって、その結果、慢性腎臓病を引き起こしてしまう。だからこそ、「まだ若いから関係ない」と思わずに、若いうちから腎臓検診はやっていただきたいんですね。
腎臓検診で行うのは尿検査や採血なので、患者さんに負担がかかる検査ではありません。CMで言っている「腎臓検診」も、「定期的に尿検査を行うように」というメッセージが主なのだろうかと思います。
尿検査を行うと、腎尿の中にタンパクが混じっているかどうかがわかります。タンパクの混じった尿は「タンパク尿」と呼ばれ、腎臓に何らかの異常が起きていることを示すSOSのような役割を担っています。
健康長寿のカギは腎臓にあり