腎臓は「必要なものを体にとどめて、不要なものをろ過、尿として体外に出す」という役割を担う臓器。腎臓には糸球体と呼ばれる毛細血管の塊のようなものがあり、これがフィルターの役目をして、血液中のいらないもの(老廃物)を取り除き、血液をきれいにしています。ところが、その機能が低下し異常が出ると、タンパクを尿として体の外に出してしまうことがある。タンパクは私たちの体にとっては必要なもの。ですから、本来は体の外に出ることはないのです。
尿として体外に排出するのは、明らかに体のエラー。これをチェックするのが尿検査で、腎臓検診の中でも非常に大切な役割がある検査です。
仮に腎臓病であったとしても、健やかに自分の人生を送っている方がたくさんいらっしゃいます。内臓の中では地味で普段は目を向けることのない自分の腎臓と、検診で年に1度だけ向き合ってみてもいいかもしれません。
健康長寿のカギは腎臓にあり