令和のメガネ生活はどう変わる? 眼鏡作製技能士1級取得者に聞く

パリミキ越谷店店長の田中裕一さん(提供写真)

「眼鏡作製技能士資格は誕生したばかりで一般的にはまだ知名度は低いのですが、眼科専門医の先生方はその存在を把握されています。国が認定した資格を持っているということで、メガネに関する信頼感が増し、今後はより深くて広い連携ができると感じています」

 たとえば、メガネ店ではメガネを作るために視力測定が許されているが、その過程で目の病気が疑われることがある。その場合、メガネ店では眼科専門医のいる医療機関などを紹介するが、資格のないメガネ店からの連絡よりも国家資格取得者からの連絡の方が眼科専門医の信頼があり、よりスムーズに顧客の目の問題を解決できるようになる、という。

「逆に眼科専門医の先生から、『この患者さんは視力が出ないため目の病気を疑って来院されたが、メガネが合っていないようだ。正しい矯正をして欲しい』と依頼されることもあります。その場合も資格を持っているか、持っていないか、では大きな違いがあると思います」

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