温泉入浴の習慣について解析したところ、高血圧に該当する人の割合は入浴時間が10分未満の人と比べて、10~19分の人で16.8%、20~29分の人で23.5%、統計学的にも有意に低下していました。ただし、30分以上の人では高血圧との関連性は認められませんでした。
また、午前9時以前に入浴する人と比べると、午後7時以降に入浴する人では、高血圧に該当する人の割合が15%、統計学的にも有意に低下しました。なお、二酸化炭素泉、硫黄泉、炭酸水素塩泉などの温泉の種類と高血圧に関連性は認められませんでした。
この研究結果だけで入浴スタイルと高血圧の関連性を決定づけることはできません。ただ、血圧が気になる方では、朝方よりも午後7時以降に、10~30分未満を目安に温泉入浴すると良いかもしれません。
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