その結果、多少「外向性」が増加した程度で、他の4つの因子においてはあまり変化が見られなかったそうです。自己申告では誠実さや協調性が低下すると報告していた被験者でさえ、はたから見れば実際にはさほど変化はなく、飲む前と飲んだ後では「ほとんど同じ」ということがわかったのです。
私たちは、アルコール摂取によって自分のキャラクターが変わると思いがちです。しかし他人から見れば、そんなに変わらないのです(泥酔状態になればキャラクターは変わるでしょうが、そんな飲み方は、そもそも論外です!)。「私はお酒を飲むと〇〇になるから」は、案外、あてにならないということも覚えておきましょう。
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