痛みスッキリ からだ楽チン

最初は大した痛みじゃなかったのに、だんだんひどくなってきた

写真はイメージ

患者Dさん「車の運転中に赤信号で停止しているときに、シートベルトを外さないで後部座席にある荷物を取ろうと手を伸ばしました。そのときに肩に激痛が走りました。それから痛みはひいてきたのですが痛みが取りきれませんでした。様子をみていたのですがどんどん痛くなってきたので診察を受けにきました」

 このようなケースが、初診時では多くみられます。共通点は「日常生活のちょっとした動作で肩を動かしづらくなったり痛みがひどくなったりした」「痛みは最初はそれほど強くなかったけど、放置していたらだんだん強くなってきた」です。

 誰だって、大した痛みじゃない間は受診しようとは思いませんよね。では、どういうタイミングで医療機関にかかればいいのでしょうか。私のおすすめは次に該当する場合です。

・とっさの動きや軽いと思っているケガの後でも肩に激痛が走り、それが取りきれないとき

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森大祐

森大祐

整形外科全般診療に長年携わる。米国トーマスジェファーソン大学で人工肩関節の臨床研究を行い、2000例超の肩関節手術を経験。現在は京都下鴨病院で肩関節や肘関節、スポーツ障害患者に診療を行う。サイトで整形外科疾患の情報を発信。

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