そのHPVの感染原因は多くが性交渉です。膣の奥の管状の部分である子宮頚部のがんになるのは、そのため。
中野さんは、子宮頚がん検査で、異常が見つかったといいます。検査では、医師が膣に専用のヘラやブラシなどを挿入して、頚部の細胞を採取。それを病理検査して、子宮頚がんかどうか判定します。
今回、採取された細胞は、さらに奥の子宮体部ながら、頚部に近いところだったそうです。その部位だと、子宮頚がん検査でも採取される可能性があるため、当初は頚がんと伝えられたのだと思います。
で、正しく診断された子宮体がんは、乳がんと同じで、女性ホルモンの影響で発症。妊娠中などはその分泌が抑えられますが、少子化の日本は長期にわたってその影響を受ける女性が増えているため、乳がんと同様に子宮体がんも罹患数が増加傾向なのです。
Dr.中川 がんサバイバーの知恵