「今まで、聞こえない自分のことばかり考えていました。夫に対しても、『私は聞こえないんだから、もっと大きな声で言ってよ!』と怒って伝えていました」
たしかに、ずっと大きな声を張り上げて話すことは、経験した方ならお分かりになるかと思いますが、けっこう疲れますよね。それを身近な人に強いてしまっていたことに気付いたというのです。
そうしてもう一度、補聴器をがんばってみようと勇気を出して当店に来られたとのこと。
いまでは新しい補聴器の調整を定期的にしながら、周りの人と普通に楽しくお話できるように。最近やっとおしゃべりできるようになったお孫さんとも、以前は「ごめんね、おばあちゃん聞こえにくいから」とおしゃべりすることを断っていたのが、「もっとたくさん話を聞きたい」「会話をしたい」と、気持ちが変わったそうです。
そんな新しい一歩を踏み出すきっかけに補聴器がなれたことは、うれしい限りです。
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