新型コロナを終わらせろ

いまこそマスクの効果を検証し必要な人と場面を示すべき

演説前にマスクを外す岸田首相(C)日刊ゲンダイ

 そもそも日本人のマスク着用が衛生的だったかは疑問だ。厚労省発表の「マスク等国内生産・輸入実態把握調査」を見ると、医療用サージカルマスク(不織布)の国内出荷量は新型コロナ前の平成31年4月~令和元年12月が10.6億枚、令和2年1~12月は16.1億枚、令和3年1~12月は8.5億枚となっている。これを見る限り、長期間同じマスクを使っていたり、効果の乏しい不織布以外のマスクを使っていて、単にエチケットのための着用だったとの推測も成り立つ。

 未知なる感染症が今後出てくる可能性もある。政府は、いまこそ、誰がどのような場面でどうマスクを使うべきか。しっかり検証して国民に知らせるべきではないのか?

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