去年6月に子宮と卵巣、卵管、リンパ節の全摘出手術を受けました。その後、12月まで抗がん剤治療をして、現在は経過観察中です。
異変は昨年2月でした。突然、生理が止まらなくなったのです。それまでの生理は規則正しく、生理痛もなく、いたって順調でした。異変を感じても痛みがないので、「更年期になると、こういうこともあるのかな」ぐらいにしか考えていませんでした。
4月ごろになって友人の女医に「止まらないんだよね」と打ち明けると、「それヤバいよ。すぐ病院に行ったほうがいい」と助言され、やっと近所のレディースクリニックを受診しました。超音波で調べてもらったところ「子宮内膜が見過ごせない分厚さ」だとわかり、組織を採って調べることになりました。でもクリニックでは麻酔ができないため、採取を試みたものの痛すぎて断念。麻酔ができる総合病院を紹介されて、組織を採ってもらうことになりました。
独白 愉快な“病人”たち
元気だったので驚いた…小説家の水戸泉さん子宮体がんを振り返る
水戸泉さん(小説家/51歳)=子宮体がん