独白 愉快な“病人”たち

ヒロシさん痔ろう壮絶経験…ロケ先の熊本で入院し肛門の脇に管がささったまま帰京

ヒロシさん(C)日刊ゲンダイ

 東京で仕事があったので、熊本では切開して膿を出すという応急処置だけの2泊3日の入院でした。切開の日、手術室前で順番待ちがあって、僕の前の人がたくさんの曲名リストから、何か曲を選ばされているんです。ビビリの僕は「手術中に好きな曲を聴かなくちゃいけないほど怖いのかぁ」と、それだけで不安になりました。自分が何の曲を選んだのかは、もはやわかりません。本当は全身麻酔にしてほしかったんですけど、何らかの理由で局部麻酔になりました。

 音楽が流れる中、お尻を出して、切られている感覚もありました。痛くはないですけどね。自分としては看護師さんに話しかけていたんですけど、大部分は「ああー!」とか「ハーッ!」とか「まだー?」といった奇声でしたね。20分ぐらいのことだったんでしょうけど疲れました。

 翌朝の診察がまた強烈で、横たわったところで躊躇なく指を入れてくるんです。「イターーーー!!!」ですよ。しかもそのあとグリグリやるんです。「ダダダーーー!!!」ってもう言葉にもならない。熱が出そうでした。

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