狭く身動きを取りづらい避難所生活では、慢性的な運動不足による血液の循環障害で血栓が形成されやすくなります。特に、高齢者では顕著。血栓が血流に乗って肺動脈に詰まれば、胸の痛み・呼吸困難・循環不全などをきたします。こういった、いわゆるエコノミークラス症候群には、東洋医学の知識に基づいたマッサージ施術が非常に効果的であったと報告されています。
そんな数々の避難所での経験を踏まえ、現在は国家資格を持つ鍼灸師・マッサージ師が、被災者及び支援者の方々へ鍼灸マッサージを提供する「災害鍼灸マッサージプロジェクト」が発足。各地の避難所における支援活動へと広がっているのです。
東洋医学を正しく知って不調改善