独白 愉快な“病人”たち

便器を抱えたまま…リポーターの菊田あや子さん“めまい症”との苦闘

菊田あや子さん(C)日刊ゲンダイ

 翌日、大阪に移動するのも大変でしたが、無事に講演を終えて、ヘトヘトで東京に帰宅して横になったときに急に気づいたんです。「あれ? グルグルしない。治ったかも?」と。翌日もその翌日も大丈夫だったので「治った、やった!」と思いました。でも奇跡の1週間だったようで、見事に再発……。最初のような激しいめまいはないものの、頭を上下に動かさないように気を付けて日々を過ごしています。

 じつはこの最初のめまいの翌朝には、胸の真ん中をドン! と殴られたような衝撃で目覚めたのです。「心臓?」とびっくりして、耳鼻科の後に循環器科の病院も行きまして、心電図をとってもらいました。幸い異常はなかったのですけれど、ニトロなんとかという薬を出されて「またあったらためらわず飲んでください。動けなくなったらためらわず救急車を呼んでください」と言われました。というわけでニトロを持ち歩くようになりました。

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