認知症を予防する補聴器のすべて

補聴器を検討している方に覚えておいてほしい3つのこと

難聴は認知症の危険因子(写真はイメージ)/(C)日刊ゲンダイ

 この辺の説明が十分にないままに補聴器を購入すると「期待したほど聞こえない」となります。だからこそ早めに補聴器で脳に音の刺激を入れてあげることが必要になるのです。

 そして最後は「補聴器は調整とトレーニングが必要である」ということです。

 補聴器はつけてすぐ聞こえるようになるものではありません。調整しながら慣らしていくことで、雑音への意識が減り、聞きたい音(会話)に集中できるようになります。この慣れる調整期間として、だいたい3カ月は必要なのです。

 以上の3つは、これから補聴器をつけようと考えている方にとってぜひとも押さえていただきたいポイント。これからもみなさんが求める、補聴器の情報をさまざまな形で発信し続けていきたいと思います。(おわり)

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田中智子

田中智子

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

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