科学が証明!ストレス解消法

1日を24時間以上に延ばす方法 「脳時間」をコントロール

1日が30時間に増えたらいいのに…

 先の実験に倣うなら、自分の日常の中にいかにして「花の画像」を差し込んでいくか、が大事。無理のない程度に新しいことを知ったり、学んだり、始めたりすれば、脳時間を長く延ばせる。つまり、通り過ぎるような1日ではなく、長く感じられるような1日を過ごせるようになる。新しい情報を与えることが、とても重要なのです。

 無理して「脳をフル回転!」させるのではなく、日頃からちょっとした新しい発見や好奇心を持つ。短く感じる脳は処理速度を速くすればいいわけですから、集中力を高めるためには、作業を簡略化、ルーティン化するといいでしょう。

「脳時間」をコントロールすることが、余裕のある1日をつくり出すのです。


◆本コラム待望の書籍化!

『不安』があなたを強くする 逆説のストレス対処法
堀田秀吾著(日刊現代・講談社 900円)

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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