自分が生まれたときの体重が2500グラム未満だった人も注意したい。低出生体重児は将来的に高血圧や慢性腎臓病になりやすいことが近年の研究で分かっている。
「腎臓には一般的に尿を作る役割を担うネフロンが左右それぞれに約100万個ありますが、低出生体重児は生まれつきその数が少ない。腎機能は加齢に伴い低下するうえ、元から数が少ないと普通の人より腎機能が悪くなる速度が速いのです」
現在、日本国内での人工透析患者は約34万人いると推計されている。年間約3万人が新たに人工透析を開始し、その数は増加の一途をたどっている。
腎臓を守るためにも、お酒は適量にして毎日の晩酌を楽しみたい。