第一人者が教える 認知症のすべて

今日も「健脳カフェ」は賑やか 学生も入り交じり会話が弾む

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 毎週金曜日の朝10時から開いている「健脳カフェ」。コロナ禍でも毎週のように通ってこられる方がいたのですが、ゴールデンウイーク明けの先日は、お天気が良かったこともあり、一層賑やかでした。用意した椅子がすべて埋まり、新たに椅子を設置するほど、たくさんの方が集まりました。

「その日が通って30回目」「もうすでに30回を突破」という方がお2人。週に1度の開催ですから、30回というと、毎週通ってもかなりの期間になります。 

 家族の都合でしばらく休んでいた方もお久しぶりに顔を見せてくれ、「◎さん元気そうですね!」「歩き方がしっかりしたように思う!」など、あちこちで歓声が。 

 健脳カフェには、違う世代の者同士の交流を図る意味合いもあり、上智大学の老年心理学研究室の学生さんも毎回参加しているのですが、そこかしこで会話が弾んでいました。

1 / 5 ページ

新井平伊

新井平伊

1984年、順天堂大学大学院医学研究科修了。東京都精神医学総合研究所精神薬理部門主任研究員、順天堂大学医学部講師、順天堂大学大学院医学研究科精神・行動科学教授を経て、2019年からアルツクリニック東京院長。順天堂大学医学部名誉教授。アルツハイマー病の基礎と研究を中心とした老年精神医学が専門。日本老年精神医学会前理事長。1999年、当時日本で唯一の「若年性アルツハイマー病専門外来」を開設。2019年、世界に先駆けてアミロイドPET検査を含む「健脳ドック」を導入した。著書に「脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法」(文春新書)など。

関連記事