痒みが悪化する! アトピー性皮膚炎の「汗対策」4つのポイント

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 暑いかもしれないが、長袖、長ズボンの着用を。皮膚炎悪化につながりかねない紫外線を防ぎ、容易に患部をかきづらくなる。子どもの場合、かきむしりを防ぐ効果も期待できる。

■適切な薬物治療も重要

「アトピー性皮膚炎の患者さんにとって、夏に限らず毎日が痒みとの闘い。『どうせステロイドの塗り薬しかないんでしょう』と治療をあきらめている方もいます。しかし、近年新薬が続々登場し、10年ほど前と今では治療がかなり変わってきています」

 まず大前提として「ステロイドは副作用が怖い」というのは全くの誤解だ。適切な使用によるメリットは大きい。しかし、ステロイドが向いていない患者もいる。現在、軽症の患者用ではステロイドではない塗り薬も新たに登場しており、選択肢が増えている。

「ステロイド外用薬と同様、目分量で塗ると効果が薄くなりますので、使用する際には必ず医師から言われた適量を守るようにしましょう」

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