「長時間同じ姿勢を取る」「悪い姿勢を取る」「不適切な枕を使う」「運動不足」、さらには「強い精神的ストレス」が原因で起こりやすくなります。
緊張型頭痛は従来、中高年に多い頭痛。運動不足で筋力が低下しているために、筋肉の血流の滞りが起こりやすいからです。
ところがこの20年ほどで若い患者さんが増加。パソコンや携帯電話が普及し、世代にかかわらず座りっぱなしや同じ姿勢を取り続けるようになったからです。
・仕事でパソコンとずっと向き合っている
・仕事以外でもスマホの画面を見る時間が長い
こんな人は緊張型頭痛を起こして当然。緊張型頭痛には特に「うつむき姿勢」が悪いのですが、その習慣を改めない限り、緊張型頭痛は悪化すれど、解消することはありません。
さて、緊張型頭痛の症状を紹介しましょう。ズキンズキンと脈打つように痛む片頭痛に対し、緊張型頭痛は、後頭部を中心に頭全体が締め付けられるように鈍く痛むのが特徴です。「頭が重く感じる」という訴えを口にする方も。前述したように、首・肩の凝り、腰痛、眼精疲労もよくある訴えです。
だからあなたの頭痛は治らない