アフターコロナで目立つ麻疹・結核・インフルエンザ…どう考えればいいのか

観光客も戻ってきた(C)日刊ゲンダイ

■空気が滞留する場所に滞在しない

 では、これらの病気予防対策はどうしたらいいのか? 一般的には結核の対策は普段から十分な睡眠、バランスのとれた食事、適度な運動で抵抗力をつけることが重要だとされる。感染力が強く手洗いやマスクのみでの予防はできない麻疹は唯一、麻疹ワクチンが有効だといわれている。インフルエンザについてもマスクや手洗いに加えワクチンが強調されている。

「むろん、これらは大切ですが、新型コロナがそうであったように日本ではもっと空気対策をする必要があると思います。同じ車両に乗っていても感染する人としない人がいるのが良いヒントだと思います。ウイルスをなくせない以上、感染するほどの量を吸い込まないことが大切であり、それには空気の流れをつくりウイルスを拡散させることが重要です。ウイルスを含んだ空気が滞留する場所や出口、吸い込み口にあたる場所に長時間いないように努める。それが一般の人ができることではないか、と思います」

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