病気と共に生きていく

職場で私を待ってくれている人たちの存在が心の支えになっている

(提供写真)

 あるアート展に出品した版画のタイトルは「雪中花」。人知れず群れなして咲いていた小さな日本水仙を一気に彫りました。心象風景です。主治医に勧められ出品し、審査員賞に入ったのですが、一番喜んでくれたのは主治医でした。そして、県外に住む妹も。

 私にとってはこの作品を通じて、他の自己免疫疾患の方たちと出会えたこと、形にできない痛苦、思いをアート作品として自己表現された彼らの作品、そしてご本人に出会えたこと。そして、このアート展に出品をするにあたり、闘病時の思いを改めてまとめることができたのは、かけがえのないことでした。

 授賞式の日、優秀賞を受賞された小学校5年生の女の子との出会いがありました。私と同じ若年性リウマチ(小児リウマチ)で、その顔の表情から痛みと共に懸命に生活されている姿が想像できました。

 学校での移動が心配で尋ねましたら、エレベーターのある学校に転校されたとのこと。それだけで学校生活は変わってきます。「お応援しています!」とエールを送り会場を後にしました。

2 / 2 ページ

関連記事