一生見える目をつくる

「近眼だから老眼にはならないはず」は都市伝説

人はみな老眼になる

 この連載のタイトル「一生見える目をつくる」には、視力矯正技術の進歩を多くの方々に知っていただきたいという私の思いがこもっています。決して大げさではなく、いまや目の見え方は「つくる」ことができる時代となりました。

 たとえば老眼。人はみな老眼になります。それは決して避けられないもの。ひと昔前までは「老眼鏡をつくりましょう」とほとんどの眼科医が患者さんに勧めたものです。実際、当時はそれ以外に方法はありませんでした。

 でも今は違います。私は視力回復を専門とする眼科医ですが、ここ数年は「いかに老眼を治すか」というテーマを自分の中に掲げています。老眼や近視を治し、ひとりでも多くの患者さんに「眼鏡のない快適な生活」のすばらしさを知ってほしい。「一生見える目をつくる」ことは大げさではなく、実現可能な世界なのです。

 長きにわたって老眼鏡以外に矯正方法がなかった老眼に対しても、技術の進歩でさまざまな矯正方法が出てきました。老眼治療の最前線を話す前に、私がよく耳にする“あるある話”をひとつ。それは「私、近眼だから老眼にはならないはず」というもの。これ、はっきりいって都市伝説です。

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荒井宏幸

荒井宏幸

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

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