お酒が糖尿病に与える影響 摂取量に関係なく有害との見解もあるが…

写真はイメージ

 ビールがうまい季節がやってきた。最高気温が25度以上の夏日になるとアイスクリームとビールが売れ始めるといわれるが、すでに先月14日時点で全国278地点において25度以上を記録している。ビール好きにはうれしい季節の到来だが、気になることがある。ビールを含め、お酒は体に良いといわれていたが、最近はすべてのお酒は体にマイナス、という論調が出てきたことだ。とくにお酒は糖尿病に影響するといわれているだけになおさらだ。

 糖尿病専門医で「しんクリニック」(東京・蒲田)の辛浩基院長に聞いた。

「飲み過ぎはいけませんが、私は少量の飲酒はストレス解消にもなることから、人によっては健康に良いと考えています。ただし、糖尿病とその予備群の人にとってお酒は3つの点で注意が必要です。1つ目は一定量の飲酒は低血糖を招く恐れがあること。とくにインスリン注射や経口血糖降下薬を服用している人にとっては警戒しなければなりません。メトホルミンを飲んでいる人は乳酸アシドーシスにも警戒すべきです。2つ目は飲酒後の睡眠の質は悪く、中途覚醒が起きやすいこと。よく睡眠薬代わりに寝酒をする人がいますが、長期にわたる場合は心血管リスクが高まることを知っておくべきです。3つ目はお酒は食欲を増進させる働きがあります。食べ過ぎに注意が必要です」

1 / 4 ページ

関連記事