村吉健

村吉健

地方紙新聞社記者を経てフリーに転身。取材を通じて永田町・霞が関に厚い人脈を築く。当初は主に政治分野の取材が多かったが歴代厚労相取材などを経て、医療分野にも造詣を深める。医療では個々の病気治療法や病院取材も数多く執筆しているが、それ以上に今の現代日本の医療制度問題や医療システム内の問題点などにも鋭く切り込む。現在、夕刊紙、週刊誌、月刊誌などで活躍中。

どうなる! 日本の医療

  • 「地域包括ケア」の理想と現実

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     あなたは、「地域包括ケアシステム」という言葉をご存じだろうか?  介護が必要になった高齢者も、住み慣れた自宅や地域で暮らし続けられるよう、「医療・介護・介護予防・生活...
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     今日からいよいよ、「医療事故調査制度」がスタートする。  これは患者の死亡事故が起きた場合、すべての医療機関に事故の原因調査と新たに設置された「医療事故調査・支援セン...
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     神奈川県立がんセンターの重粒子線治療施設「iROCK」が今年12月のオープンを待たずして崖っぷちに立たされている。  今夏、日本放射線腫瘍学会が厚労省に求められていた...
  • 成田市が医療特区に入ったのはなぜ

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     アベノミクスの成長戦略のひとつである医療。内視鏡や画像診断装置といった日本が得意な医療機器や薬の分野の自主開発を進め、新興国などで使ってもらい世界中に販売する――。これが...
  • TPPで手術、薬剤費が値上がりする

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    「妥結間近とささやかれるTPP(環太平洋経済連携協定)は米国が日本の富をすべて奪い尽くす悪協定。これが締結されれば日本の医療はいよいよ崖っぷちです」  こう言うのは外科...
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     医師不足による医療荒廃の深刻度は診療科目によって異なる。とくに深刻なのは産婦人科だ。その象徴のひとつが、全出産数の19%近くを占め、20年間で2倍に増えた帝王切開だ。日...
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