永田宏

永田宏

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

家計簿を見れば病気がわかる

  • ハンバーガー好きの栃木県民 肥満は多いか

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     消費税の軽減税率の議論がかまびすしい今日この頃。欧州では、「イートイン」と「テークアウト」で異なる税率を課している国も多いそうです。最近はファストフードに独立した税金を...
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     食事から取る塩分の大半は、「調味料」からです。穀物、肉、魚、野菜などは、いずれも問題になるほどの塩分を含んでいません。前回は食塩のみの購入量を見ましたが、今回は調味料全...
  • 塩を多く買う県に高血圧が多いわけではない

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     塩は、予防医学の専門家から“健康の敵”として指弾されています。なにしろ世界保健機関(WHO)が、「成人の1日の摂取量を5グラム未満に抑えるべきだ」と言っているくらいです。...
  • マヨネーズを愛しながら肥満が少ない鳥取

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     少し目先を変えて、今回はマヨネーズの話をしましょう。  マヨネーズをこよなく愛する人を「マヨラー」と呼びますが、テレビに出てくるマヨラータレントの多くが、かなりいい体...
  • 和食のイメージの京都は無敵のパン王国

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     前回は、京都の一般世帯が、主食(穀物)からの炭水化物を全国でもっとも多く購入しているという話をしました。  京都は和食の中心地。熱々のごはんとおばんざいの食事を、日常...
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     炭水化物ダイエットが人気です。炭水化物とは、穀物に含まれるでんぷんなどのこと。その炭水化物をできるだけ食べないようにするダイエットで、“炭水化物こそ肥満の原因”とする学説...
  • 肥満率上位の県は肉購入量が少ない

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  • わずかな赤身でも大腸がんは増えている

    わずかな赤身でも大腸がんは増えている

     肉中心の食事を続けていると、大腸がんにかかりやすいといわれています。ただし悪いのは赤肉(牛・豚などの赤身肉)です。鶏肉など色の薄い肉は、大腸がんと関係ないといわれていま...
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    「肉好きは長寿」は本当か

     2年ほど前、NHKの「クローズアップ現代」で、“高齢者はもっと肉を食べるべきだ”という特集が組まれたことがあります。番組によれば、70歳以上の5人に1人がタンパク質不足に...

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