市販薬で症状悪化のケースも…「水虫」正しい対策と予防法

パックリ割れたら病院へ/(C)日刊ゲンダイ

大切なのは、白癬菌が角質層から完全にいなくなるまで根気よく治療を続けること。

「しかし、多くの人は患部がきれいになると勝手に治療をやめてしまい、残っていた白癬菌が再び悪化するということを繰り返してしまうのです。“もう大丈夫だ”と思ったところからさらに1~2カ月、薬を塗り続けることが大切です」

 薬以外に、生活で注意すべきこともある。

「白癬菌は、温かく湿ったところで繁殖するので、革靴を長く履き続けたり、汗をかきやすい人や太って指の間が狭い人などが水虫になりやすい。治療のためにも予防のためにも、風通しをよくし、乾燥を心掛けることが大切です。オススメは5本指ソックス。私も愛用しています」

 ほかには、一日のうちで靴下をこまめに替えたり、毎日同じ靴ではなく、2足以上を日替わりで履くといった工夫が有効だ。また、水虫用ではないが、履くと指の間が広がる、寝るとき用の指出しソックスを愛用するのもいい。

3 / 4 ページ

関連記事