猛暑で体のアチコチが脱水…胃腸の「熱中症」にも要注意

毎日暑い暑い/(C)日刊ゲンダイ

■睡眠中に200ミリリットル発汗

 夏の夜は、想像以上に汗をかいて知らないうちに脱水状態になっている人が多い。
 睡眠中の発汗量は200ミリリットルを超えることもある。寝る前にしっかり水分を補給して、予防したい。

 夏になると増える胃腸障害は他にもある。代表的なものは、胃酸が薄まることによって起こる「消化不良」と、自律神経の働きが狂って起こる「食欲不振」だ。
 暑いからといって冷たい飲み物をがぶ飲みしていると、胃酸がどんどん薄まって消化吸収がしづらくなり、胃への負担が増大する。
 冷房で体を冷やしすぎたり、冷えた室内と暑い室外との出入りを繰り返していると、自律神経の働きが狂ってしまう。自律神経は胃の動きにも関わっていて、胃の蠕動運動も低下する。消化に時間がかかって胃もたれや胸やけを起こしやすくなり、食欲も低下してしまう。

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