独白 愉快な“病人”たち

政治評論家・有馬晴美さん(57) 胆のう結石(胆石)

有馬晴海氏(C)日刊ゲンダイ

 それまでは多少血圧が高いくらいで、健康には自信がありました。けれど、手術の2~3カ月前から食後に上腹部がむかつき、自分で吐いていたんです。それでもまだ治まらず、吐くものがなくなってもスッキリしない。そのうえ人生初の便秘で、1週間も便が出なかった。「食べたら気持ちが悪いから食欲がない」の悪循環。焼き肉でも酒を早々に切り上げ、白ごはんを食べる僕としては、食欲がないなんてかなり珍しいことでした。胆のうは、食事に合わせて胆汁を出すことと、便意を起こすことが役割ですが、胆石が邪魔して正しく機能していなかったわけです。人生初の便秘を見過ごしてはいけなかった。

 思い返してみると、20年以上前から2~3カ月に一度くらい、食後に肋骨がつるというか、上腹部に胃けいれんのような違和感があった。因果関係ははっきりしないけれど、胆石と関係があったのかもしれないですね。

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