昨年10月に診療がスタートしたばかり。トップアスリートをはじめスポーツを行うすべての女性が健康を維持し、長期的に高い競技力を継続できるよう、総合的に支援する専門外来だ。
主に産婦人科医、整形外科医、スポーツ栄養士が連携して診療に当たる。外来を担当する産婦人科の北出真理准教授(写真)は「女性アスリートが陥りやすい障害には無月経、エネルギー不足、骨粗しょう症があり、これらを合わせて“FAT(女性アスリートの3主徴)”といいます」と説明する。
「トレーニングの量に見合うだけのエネルギー摂取ができていなければ、月経異常や骨粗しょう症を引き起こしやすくなるのです」
月経異常の中で、特に問題になるのは、無月経(生理が3カ月以上来ない)や月経不順。無月経は、エネルギー不足、体重減少、激しいトレーニング、持続するストレス等が原因だ。そのまま放置すると、将来的な不妊だけでなく骨量が低下し、さまざまなスポーツ障害を
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