そうこころの中で呟きたくもなりますが、誰も許してくれない。なんとも理不尽なことです。
でも、こんな理不尽な経験は、長い人生の中で何度も遭遇します。そんなとき15歳のころを振り返ってみれば、入試だって理不尽な制度です。その日の点数だけで運命を決めてしまいます。それまでの努力なんて評価してくれません。1点でも多ければ勝ち、少なければ負け。こんなむちゃな制度はありません。
でもそれは、一面では人生の真実を物語っています。人生の中には勝敗を決しなければならないときがある。そして、負けるとわかっていても逃げられないときがあるのです。
私は、君には「落ちるかも」という不安を抱きながらも、果敢にQ高校を受験してほしいと思います。運よく受かれば、「おめでとう!」。でも、もし、予想通りA君とBさんが受かり、君だけが落ちたとしたら、それこそ背水の陣を敷いて県立の入試に備えればいいでしょう。
薬に頼らないこころの健康法Q&A