美人整体師が伝授 「体の凝り」とオサラバできる3ステップ

体調を整えるため、やるべきことは3つ。
体調を整えるため、やるべきことは3つ。(C)日刊ゲンダイ

 寒暖の差が激しい春は、体の調子も狂いがちだ。そんなときはワキを揉むといい。ワキは、首、肩、背中、腰などの凝りを改善するのに“攻める”べき箇所だという。「病気がいやならわきの下をもみなさい」の著者で、おっぱい番長の異名を持つ経絡整体師、朝井麗華氏に話を聞いた。

「私の整体サロンでは重い体の不調を抱えている人が多いのですが、ほぼ全員が、ワキ周辺のリンパ液や血液の流れが滞り、筋肉が凝り固まっているのです」

 現代人は体を動かす時間が昔と比べて激減している。さらにパソコンやスマホの長時間利用で同じ姿勢でいる時間が増えた。そのため、筋肉が凝り固まりやすく、血液の流れが滞りやすい。疲労物質がうまく排泄されにくくなり、筋肉が酸欠でリンパ液や血液の流れが悪くなる。それが凝りや疲労感を招くのだ。

「ワキの下はリンパ節や血管が集中しているので、ここが滞ると、とくに体へのダメージが大きい。毎日意識して揉み、流れをよくする必要があるのです」

 体調を整えるため、やるべきことは3つ。

(1)後ろ側ワキ揉み

 親指を反対の腕のワキの下に入れ(写真A)、残りの4本の指で肩甲骨の外側をつかむ。親指と4本の指でワキと肩甲骨の外側をつかんだ後、10秒間じっと挟む。

(2)前側ワキ揉み

 4本指を反対の腕のワキの下に入れ、親指でワキの前側を挟むようにつかみ(写真B)、伸ばした腕を大きく5~10度回す。逆側も同様に。

(3)両肩回し  

 肩を支点に肘で円をなるべく大きく描くようにして両肩を前後にゆっくり回す(写真C)。

「どれも服の上からやっても構いませんが、(1)と(2)はワキの下にしっかりと指を入れ、しっかりとつかみます。最初に痛いのは、ワキの下の筋肉が凝り固まっている証拠。痛いからと浅くつまむと効果は半減です。(3)は肘を持ちあげた時にできる限り耳のそばを通るよう、そして背中側では両肘をくっつけるくらいのイメージで、大きく回してください」

 1日何度もやっているサラリーマンは、頑固な肩凝りや腰痛とオサラバできたという。

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