病院は本日も大騒ぎ

一度診ただけで病名が半分当てられたら名医

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 関東圏のクリニックから総合病院に転職して二十余年になる看護師のマサヨです。時々、救急車で病院に搬送されてくる患者さんの「たらい回し」問題がニュースになります。似たようなケースはいくらでもあります。

 これは厳密に言うと、たらい回しではありませんが、外来病棟でこんなことが起こり、ナースセンターで討議のテーマになりました。

 ある日のこと、20代の神経質そうな若い奥さんが、3歳になる幼い女の子を連れて「小児科」の外来を訪ねてきました。

「子どもの歩き方がおかしいから診察をしてください」と言うのです。

 確かに、その女の子の歩き方を見ますと、少しおかしくて、肩を揺するような格好で歩いておりました。

 診察で足の部分をCTスキャンし、診察室を何度か歩かせた上で、医師は「骨もしっかりしておりますし、まあ、心配するほどでもありません。大きくなったら改善しますよ」と診断しました。

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