愉快な“病人”たち

アレルギー発症でどん底 岡村咲さん支えたゴルフへの情熱

プロゴルファーの岡村咲さん(C)日刊ゲンダイ

 その辺りがどん底でしたね。食べるのが嫌でした。「どうせ食べたいものは食べられないんだから、もう食べなくていい!」と空腹になると水をガブ飲みしたり……。野菜は食べてもいいのですが、醤油や味噌の発酵調味料はダメなので、味付けは塩とこしょうとカレー粉ぐらい。ツアーではコンロ1つのキャンピングカー生活なので、炒め物ぐらいしかできません。もう食べ物を見るのも嫌で、去年の今ごろは、今より7キロぐらい痩せていました。

 ただ、ゴルフをやめたいと考えたことはありません。何とかゴルフを続ける方法を見つけようと必死でした。そんなとき、知人のアドバイスでもう一度、アレルギーの検査を受けました。食物アレルギーも遅延型と即時型があって、考え方が違うらしいんです。それで即時型の検査を受けたら、命に関わるアレルゲンは小麦だけで、他のものは低い数値だったのです。

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