当事者たちが明かす「医療のウラ側」

世界的「近視大流行」で日本に2つの学会が誕生

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 こうした事態を日本の眼科医が指をくわえて眺めるわけにはいきません。世界中で近視の研究が本格的に始まっています。日本でも2015年に慶応大学眼科教室などを中心にした「近視研究会」が、翌2016年には東京医科歯科大学眼科教室などが中心になって「日本近視学会」が設立され、「太陽光と近視」や「近視に効く薬剤」などの研究が始められています。

 近視というとメガネやコンタクトレンズ、レーシック手術等で矯正するだけでした。しかし、今後は新たな予防法や治療法の研究が進み、さまざまな知見が発表されるはず。将来メガネやコンタクトが必要となる人はグッと減るかもしれません。

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