受診までの「応急処置」

【日焼け】アロエやキュウリは効果なし…さらなる悪化も

アロエやキュウリに効果なし(C)日刊ゲンダイ

「とにかく、まず冷やすことです。顔や腕などほてりのある部分を氷マクラ、保冷剤、氷のうなどを使って十分に冷やしてください。よく民間療法でアロエやキュウリを薄く切って、皮膚に張る人がいますが、やってはいけません。効果がないだけでなく、かえって悪化させてしまう可能性があります」

 皮膚の赤みや痛みが強いうちは、入浴は低めの温度のシャワー程度にとどめておいた方がいいという。そして、患部を冷やした後のスキンケアも大切になる。日焼けした皮膚は乾燥するので水分を補う処置をする。

「保湿のやり方は、まず患部を水で洗います。そして化粧水(水分補給)をつけた後に、乳液(水分発散を防ぐ)をつけます。化粧水や乳液は人によって肌の相性が異なるので、選ぶときはつけてピリピリ感のないものを選んでください」

 これらの応急処置をして治まればいいが、1日経っても腫れが引かなかったり、水膨れが出来きているようなら皮膚科を受診してステロイド外用薬を処方してもらった方がいいという。

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