研究の結果、全身温熱療法を行ったグループでは、偽の温熱療法を行ったグループに比べて、1週目で6・53点、2週目で6・35点、4週目で4・5点、6週目で4・27点、統計的にも有意に点数が少ないことが示されました。
全身温熱療法の長期的な安全性など、今後も検討すべき点は多々ありますが、うつ病治療の新たな選択肢として期待できるかもしれません。
ただ、本研究ではうつ病の症状を点数で評価しており、結果として示された差が実際にどの程度体感できるものかは、人によってさまざまである可能性もあります。
また、日本ではうつ病に対する全身温熱療法は保険診療では行われていませんので注意してください。
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