薬を服用している人もそうでない人も、まずお勧めしたいのが「自分で血圧を測定すること」です。自身の血圧を知らないことには、生活習慣の改善が血圧に影響があったのか、薬の効果があったのか確認できないからです。血圧の変化をきちんと把握し、数値が安定してくれば、降圧剤をやめたり、減らしたりすることが可能になってきます。
血圧測定は、降圧剤をムダなく、より効果的に使うことにつながるのです。
一口に降圧剤といっても、さまざまな種類があります。大きく分けて4種類で、カルシウム(Ca)拮抗薬、レニン―アンジオテンシン(RA)系阻害薬、利尿薬、β遮断薬になります。それぞれ作用が異なる薬なので、今は組み合わせて使われるケースも少なくありません。次回からさらに詳しくお話しします。
クスリと正しく付き合う