12月は事故で救急搬送も増 年末大掃除が意外な病気を招く

高所の掃除や冷たい水には注意(C)日刊ゲンダイ

「よく診るのは過敏性肺炎です。本来は毒ではないホコリやカビ、化学物質などを繰り返し吸入することで生体反応が敏感になり、肺にアレルギーを起こす病気です。発熱と乾いた咳が主な症状で、ステロイド薬などで治療すれば数週間で完治します。しかし、初期症状が風邪やインフルエンザと似ているため、適切でない治療により慢性化することがあります」

 そうなると息切れや疲労感が出て治りづらくなり、呼吸不全が進行する。

 洗剤が思わぬ事故を招く場合もある。浴室のカビ取りに塩素系洗剤を使用。その後、水などで流さずに酸性洗剤で掃除して発生した塩素ガスを吸い込み、具合が悪くなる例が報告されている。

 ほかに注意したいのは洗剤などの化学物質が目に入る化学眼外傷。失明に至ることもある。清澤眼科医院(東京・南砂)の清澤源弘院長が言う。

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