花粉症治療の副作用 インペアード・パフォーマンスって何

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 高齢者の昏睡、転倒問題も深刻だ。抗ヒスタミン薬とほかの薬の服用やアルコール飲酒などでリスクが高くなる。

 花粉症治療を専門とする耳鼻咽喉科医以外では、「とりあえず症状を抑えればいい」と、その医師が“定番”とする薬を簡単に処方しているケースがほとんど。 

「抗ヒスタミン薬の中でもインペアード・パフォーマンスを起こしにくい薬があります。患者が作業効率の低下を意識し、それが生じているようなら医師に伝えて、別の薬に替えてもらうべき」

 驚くほど生活の質が向上するかもしれない。

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