心臓手術は「患者さんの快適な予後をつくることができる」治療です。命が尽きるまでずっと鼓動し続ける心臓は、悪くなるとあらゆる場面で生活が制限されます。しかし、手術で心臓の機能を取り戻せば、その制約から解放されます。それまでできなかったことができるようになったり、食べられなかったものが食べられるようになることで、体力も回復していくのです。心臓手術を受けたことで、生活が一変したという患者さんはたくさんいます。
そうした喜びを感じながら天寿を全うするためにも、術後もしっかり心臓のケアをして脳梗塞を防ぐことが重要なのです。
天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」