慢性骨髄性白血病は、薬によるがんの治療法では最も進歩したもののひとつです。あの時、K君は、実はすべてを知っていて、真実を話し合いたかったのではないか? そして、わずかでもアドバイスを求めていたのではないか? 何十年経っても悔やむ気持ちが残っています。私の脳裏のK君は、若いままでほほ笑んでいるのです。
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がんと向き合い生きていく