前立腺がんには、低リスク、中間リスク、高リスクの3つのタイプがあり、低リスクなら何も治療せず様子を見る「待機療法」も可能。がんの中では、比較的穏やかですが、待機療法が選択されず、発言内容やホルモン療法を受けていることなどから推測すると、中間リスクでがんが前立腺内にとどまっているのでしょう。
もう一つのリンパ腫はとても種類が多いのですが、治療の進歩が目覚ましい。どの種類か分かりませんが、種類によっては十分完治が見込めるでしょう。
■糖尿病の人は超音波内視鏡を
そうすると、気になるのは、やっぱり膵臓がんです。9月に発表された最新データによると、膵臓がんの3年生存率はステージ1で約51%と半数を超えますが、ステージ2でほぼ半減。全体で約14%です。胃がんや大腸がんは全体で7割前後ですから、膵臓がんの厳しさは歴然ですが、それでも早期なら治療効果がうかがえます。
Dr.中川のみんなで越えるがんの壁