“魚は健康にいい”を裏付け 月1~2回でも大動脈瘤リスク減

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 横浜創英短期大学名誉教授で管理栄養士の則岡孝子氏は言う。

「これまでも、魚に豊富に含まれるDHAやEPAといったオメガ3脂肪酸は、血液をサラサラにして血栓をできにくくして心筋梗塞を防ぐ効果があると言われていました。同じくオメガ3脂肪酸は炎症を抑えたり、免疫を調整する作用があり、膵臓がんの発症リスクを下げるという研究もありました。また、魚介類に含まれるタウリンは血圧やコレステロールを下げる効果があり、心臓病のリスクを下げるとも報告されています。そうしたさまざまな健康効果があらためて研究で裏付けされたといえるでしょう」

 そういえば、最近食べていないかも……という人は、今日の食事を魚にしてみては。

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